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特設ページ2022
イチオシ本は毎年100名を超える埼玉県内の高校図書館司書の投票によりトップ10の本が決まります。特設ページでは、惜しくもトップ10にはラインクインしなかったものの、司書から熱いコメントが寄せられた本を紹介します。(書名順)
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エモい古語辞典
堀越英美/著 朝日出版社
県内司書の推薦コメント
きらめく言葉が詰まっています。古語なんて現代で知っても……と思っているあなたが読む小説や漫画、見るアニメやドラマや映画にも使われているかも。過去は今に繋がっています。創作にもぜひ!
雰囲気がある、美しい、かっこいい言葉がいっぱい。古典の新たな楽しみ方の本!
日常語ではないけれど、まさにこれ、という情景やら心情やら風景やらを、気の合う仲間といっしょに、イイヨネー!とわいわいできる言葉の辞典。
外国語由来の新語を使う若者たちに「日本語には、こんな綺麗な言葉もあるぞ」と紹介するのに適していると思う。雅な世界に浸りつつ、日本語の美しさを堪能できる本。
マイスモールランド
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川和田恵真/著 講談社
県内司書の推薦コメント
難民や入管について考えさせられると同時に、女子高生である主人公の恋や進路が語られ、引き込まれました。難民問題について苦しいけれど身近なことと感じる物語になっています。
川口市に暮らすクルド出身の高校生が主人公。迫害により土地を追い出されること、日本での難民認定制度の狭量さ等、人の生き方を不自由に縛る「境」を描き、それに抗う物語。
同名映画の小説版です。川口を舞台にクルド人一家の日常を、高校生の長女サーリャの視点で描きます。好きな人とただ一緒にいることすら叶わない理不尽さ。難民問題について一緒に考えましょう。
難民や異文化について知ることができる本。
舞台は埼玉。
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