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特設ページ2022

イチオシ本は毎年100名を超える埼玉県内の高校図書館司書の投票によりトップ10の本が決まります。特設ページでは、惜しくもトップ10にはラインクインしなかったものの、司書から熱いコメントが寄せられた本を紹介します。(書名順)

あの頃世界のすべてだった学校と

​自分への呪いにさよならするまで

もつお/著 KADOKAWA

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​県内司書の推薦コメント

「いじめ」はその時だけでなく、大人になってからも

その人を苦しめ続ける。

すべての人に読んで欲しい1冊です。

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言語

エモい古語辞典

堀越英美/著 朝日出版社

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​県内司書の推薦コメント

きらめく言葉が詰まっています。古語なんて現代で知っても……と思っているあなたが読む小説や漫画、見るアニメやドラマや映画にも使われているかも。過去は今に繋がっています。創作にもぜひ!

雰囲気がある、美しい、かっこいい言葉がいっぱい。古典の新たな楽しみ方の本!

日常語ではないけれど、まさにこれ、という情景やら心情やら風景やらを、気の合う仲間といっしょに、イイヨネー!とわいわいできる言葉の辞典。

外国語由来の新語を使う若者たちに「日本語には、こんな綺麗な言葉もあるぞ」と紹介するのに適していると思う。雅な世界に浸りつつ、日本語の美しさを堪能できる本。

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​自然科学

キリンのひづめ、ヒトの指

郡司芽久/著 NHK出版

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​県内司書の推薦コメント

キリンの話から始まり、いつの間にか自分の体に興味を持ってしまう本。あとがきの「自分の体は、生まれた瞬間から死ぬときまで一度も自分から離れることがない唯一の存在」という言葉が心に残る。

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​産業

さばの缶づめ、宇宙へいく

小坂康之/著 林公代/著 イースト・プレス

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​県内司書の推薦コメント

探究学習に頭を悩ます高校生に読んでほしい、地域の名産・さば缶を宇宙食にするために奮闘した福井県の高校生達のノンフィクション。興味のある課題を突き詰めていくことの面白さがわかります。

高校で14年かけて作った宇宙食の鯖缶。学校の統廃合があっても消えなかった夢の商品が今自分の手元にあります(販売してました)。総合探究の完成形の一つだと思います。

世界初の宇宙食さば缶を開発したとある高校の情熱のバトンの物語に、読んでいるこちらまで熱くなります!

804

​言語

​フリースタイル言語学

川原繁人/著 大和書房

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​県内司書の推薦コメント

「そんな研究がなんの役に立つの?」と言葉を投げかけられる研究も少なくありません。本作はユニークな研究を行う言語学者のエッセイ。読むと、どんな学問も魅力や意義があると思えます!

929

​文学

​ペイント

イ・ヒヨン/著 小山内園子/翻訳

イースト・プレス

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​県内司書の推薦コメント

親を選べることは幸せなのか、生みの親と過ごすことこそが幸せなのか。いろいろと考えさせられます。

「子どもが親を選べたら?」このテーマとこの本で集団読書やってみたい。

マイスモールランド

913

​文学

川和田恵真/著 講談社

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​県内司書の推薦コメント

難民や入管について考えさせられると同時に、女子高生である主人公の恋や進路が語られ、引き込まれました。難民問題について苦しいけれど身近なことと感じる物語になっています。

川口市に暮らすクルド出身の高校生が主人公。迫害により土地を追い出されること、日本での難民認定制度の狭量さ等、人の生き方を不自由に縛る「境」を描き、それに抗う物語。

同名映画の小説版です。川口を舞台にクルド人一家の日常を、高校生の長女サーリャの視点で描きます。好きな人とただ一緒にいることすら叶わない理不尽さ。難民問題について一緒に考えましょう。

難民や異文化について知ることができる本。

舞台は埼玉。

もしキミが、人を傷つけたなら、

傷つけられたなら

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​社会

犯罪学教室のかなえ先生/著 フォレスト出版

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​県内司書の推薦コメント

イジメだけでなく、高校生が関わる可能性の高い犯罪についての本で、加害者にも被害者にもならないよう読んでもらいたい。

高校生が「自分」を守っていくために読んでほしい本です。つづられています

​高校図書館司書ならではのコメント、いかがだったでしょうか?

今回ご紹介した以外にもたくさんの本へ想い溢れるコメントが寄せられています。

​過去のイチオシ本含めた全コメントは以下のエクセルファイルをご覧ください。

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