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全受賞作品とコメント2011

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2011年1月〜11月に出版された本から

高校生にすすめたい本を、

埼玉県の高校司書がピックアップ!

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舟を編む

三浦しをん/光文社刊

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三浦しをん先生よりコメントをいただきました!

『舟を編む』を選んでいただき、どうもありがとうございます。私自身、高校生のころは学校の図書館、司書の先生のお世話になり、多くの本と出会うことができました。 高校生のみなさまが、今後も図書館で(できれば本屋さんでも)、本との幸福な出会いをされますよう、心から願っております。

県内司書の推薦コメント

言葉を持って人と、物とつながる…。その素晴らしさに泣けてきます。

登場人物がとても魅力あり、ストーリーも起伏あり、小説の醍醐味を味わえます。ラストは泣けます! 読後は図書館の辞書コーナーへダッシュ!

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県庁おもてなし課

有川浩/角川書店

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角川書店の編集担当者さまからコメントをいただきました

地方、そしてそこで暮らす人々を応援する物語です。図らずも東北が大変な状況の中、刊行することとなりましたが、少しでも元気と希望を届けられたら、という気持ちを精一杯込めました。“地方には光がある!”有川さんの言葉です。読んでいただいた方にとって、この物語が“明日への光”となることができたなら、これ以上の喜びはありません。(角川書店・柏井さま)

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未来ちゃん

川島小鳥/ナナロク社

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ナナロク社の『未来ちゃん』ご担当者さまコメントをいただきました

写真家の川島小鳥さんが佐渡島の女の子を1年に渡って撮影した写真集です。私たちの生きている世界が、こんなにもキラキラしていることを『未来ちゃん』が教えてくれました。写真集を読んだことのない人にもぜひ読んでもらいたい一冊です。(ナナロク社・坂下さま)

県内司書の推薦コメント

良くも悪くも役人だった主人公たちが、外の世界に接することで成長しながら、真剣に一つのことを成し遂げようとする姿を見てほしい。

良くも悪くも役人だった主人公たちが、外の世界に接することで成長しながら、真剣に一つのことを成し遂げようとする姿を見てほしい。

県内司書の推薦コメント

とにかく未来ちゃんの瞳にノックアウト!!されること間違いなし。

生命感あふれる未来ちゃの姿に、生徒も職員も癒されました。

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オーダーメイド殺人クラブ

辻村深月/集英社

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辻村深月先生からコメントをいただきました

かつて中学生だったすべての人たちに読んでほしい、と思って書いた話でした。中学生だった頃の記憶が誰よりも生々しいであろう高校生のみなさんにこの小説を受け止めてもらえるなら、とても光栄に思います。

県内司書の推薦コメント

誰もが経験したことがあるであろう、思春期特有のやりばのない苛立ちやクラスや友達との関係の不安定さが、当時の自分と重なり共感。読み終わりはさわやかで好感が持てました。

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勝利をたぐり寄せるための56の習慣

心を整える。

長谷部誠/幻冬舎

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幻冬舎の編集ご担当者からコメントをいただきました

このたびは3位に選出していただき、ありがとうございます。受験、試合など緊張を強いられる場面で、自分の力を100%発揮するために「心を整える」という概念は役立つように思います。私も10代のときに読みたかったです!(幻冬舎・二本柳さま)

県内司書の推薦コメント

スポーツ選手のたゆまぬ努力に頭が下がります。読書について触れられているところも、ポイント高し!

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困ってるひと

大野更紗/ポプラ社

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大野更紗先生からコメントをいただきました

作家は、一冊の「本」に自分の心と身体のすべてをそそぎ込みます。しかしそれだけでは「本」は成立しません。読んでくれるひとがいて、はじめて「本」にいのちがふきこまれます。「本」は未知の世界への旅であり、他者の発見そのものです。「困ってるひと」に出会ってくださって、どうもありがとうございます。

県内司書の推薦コメント

読めば読むほど壮絶な難病生活を、明るく語る一冊。福祉のあり方、富の偏在…、重たいテーマを数多く抱えているのに、爽快な読後感が不思議!

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日本人なら知っておきたい日本文学

ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典

蛇蔵、海野凪子/幻冬舎

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幻冬舎の編集ご担当者からコメントをいただきました

ヤマトタケルから兼好まで、古典文学上の有名人9人をマンガで紹介した本書は、高校生の方から「テストの点数がよくなった!」「古典の授業が楽しくなった!」とハガキをたくさんいただきました。「清少納言は昼間イチャつくブサイクカップルにむかついていた!?」「鴨長明は『こだわらない家づくり』にこだわっていた!?」など、教科書には載らない素顔をぜひ楽しんでください。(幻冬舎・前田さま)

県内司書の推薦コメント

古典にもツッコミをいれるあたり、さすがです。

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脱皮コレクション

のぞいてみませんか?生きものたちの秘密の時間を。

岡島秀治 監修、新開孝・関慎太郎 写真
日本文芸社

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著者(写真担当)の関慎太郎先生からコメントをいただきました

運良く脱皮の現場に出会ったら、相手を驚かせないように息を凝らし、石になったようにひたすら待ちます。相手の警戒心を解くためです。そんな時考えることはただ一つ、「早く脱いでくれ…」

県内司書の推薦コメント

脱皮だけを集めた写真集。昆虫が主だが爬虫類、両生類など自分が知らなかった生物の脱皮を見ることができる。生徒に人気だったのはダンゴムシ。個人的に一番驚いたのは亀の脱皮! 蛇の脱皮写真も迫力です。

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真夜中のパン屋さん

午前0時のレシピ

大沼紀子/ポプラ社

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著者の大沼紀子先生からコメントをいただきました

「真夜中のパン屋さん」には、風変わりな面々が集まってきます。少々ワケありな彼らが、パン屋のオーナー・暮林や、パン職人の弘基と遭遇し、それぞれ繋がり合い関係を築いていきます。さながら、材料を混ぜ合わされ、捏ね上げられ発酵し、成形され焼き上げられる、温かなパンのように。そんな物語に仕上がっていると思いますので、おいしく読んで頂けたら幸いです。

県内司書の推薦コメント

絶対に夜中に読まないでください!!パン屋に駆け込みたくなります! ちょっとかわったお客たちの引き起こす事件は、面白くも、あったかい気持ちになります。

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なんにもないけどやってみた

プラ子のアフリカボランティア日記

栗山さやか/岩波書店

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岩波書店の担当編集者さまからコメントをいただきました

ファッションや恋愛にしか興味のなかったごくフツーの女の子が親友の死をきっかけに世界放浪の旅へ。途中で立ち寄ったアフリカの施設で出会ったのは末期ガンやHIVに苦しむ女の子たちでした。家族にも見放され孤独のうちに最期を迎える患者たち。そんな彼女たちに自分は何ができるだろう・・・。苦しむ患者に寄り添い続けたプラ子さんの思いが綴られた日記です。生きること、人を愛することとは何かをあらためて考えさせられる一冊です。(岩波書店ジュニア新書編集部・山本さま)

県内司書の推薦コメント

茶髪でガングロのショップ店員プラ子さんが、友人の死をきっかけに、海外に出て、HIVや風土病に苦しむアフリカの女性達を支えたボランティア記。気持ちがあればなんでもできるということを語ってくれる本。

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ビブリア古書堂の事件手帖

栞子さんと奇妙な客人たち

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著者の三上延先生からコメントをいただきました

『ビブリア古書堂の事件手帖』の著者三上延です。本が読めない大男と、本ばかり読んでいる内気美人が古い本にまつわる事件を解決する……という地味な小説ですが、本を読むのが好きな人、これから好きになりたい人に、意外に面白かったと感じてもらえたら嬉しいです。よかったら読んでみて下さい。

県内司書の推薦コメント

古書を介して関わった人たちの物語の謎を読み解いていく、穏やかなミステリ小説。登場してきた本を読後手に取ってみたくなります。